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ストレスで頻尿に…どうやって克服すればいい?

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ストレス
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頻尿とは尿の回数が多くなってしまう症状のことで、その要因はさまざまです。一般的には尿量が多くなったり、尿路感染症や炎症などが起こったりして頻尿になる場合が多いのですが、ストレスが原因となって頻尿が起こる場合もあります。

そこで、今回はストレスによる「心因性頻尿」についてご紹介します。心因性頻尿になりやすい人の特徴や、どうすれば克服できるのかも一緒に見ていきましょう。

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ストレスによる頻尿「心因性頻尿」とは?

尿の回数には個人差があるものの、一般的に成人で1日約5〜7回とされています。ですから、1日に8回以上尿を排出する人は頻尿と考えられ、膀胱炎などの感染が心配されます。また、疾患とは関係なく寒さによって尿意を感じやすくなる場合も尿の回数が増えますが、これは寒さで膀胱が縮みやすくなることが大きな要因です。

寒さによらない頻尿の場合、膀胱や尿道に何らかの感染症が起こって排尿が増えるケースが多いとされています。しかし、膀胱や尿道に問題がないのによく尿意を感じるという場合は「心因性頻尿」と呼ばれるストレスが原因の頻尿かもしれません。心因性頻尿は神経性頻尿と呼ばれることもあり、精神的に不安定な状態やストレスが続くことで頻尿を引き起こすものです。

ストレスや精神不安の原因は人によってさまざまですが、家庭や職場、学校などでの人間関係のトラブルや心理的負担によるものが多いとされています。成人では女性に多く、小児では男児に多い傾向があります。「トイレのことを心配すると尿意を感じる」「水の音を聞くと尿意につながる」「緊張すると尿意を感じる」などの症状があります。

もちろん、試験やデート、発表会、大事な面接など非常に緊張する場面でトイレが近くなるのは誰にでもあることで、これだけで心因性頻尿とは判断されません。しかし、頻尿が一過性で終わらず、その後も排尿回数が増えて日常生活にも支障をきたすほどになってしまうようなら、心因性頻尿と考えられます。

心因性頻尿では、一回の大きな緊張というよりも、緊張した状態が続いて精神的に不安定になると強い尿意に悩まされるのが特徴です。特に、会議中や商談中、授業中やテスト中、電車やバスに乗っているときなどすぐにトイレに行けない状況で尿意を感じて辛かったという経験があると、その過去の記憶そのものが誘因となってしまう場合があります。

すると、同じようにトイレに行ってはいけない状況に直面するたびに強い尿意を感じてしまい、強い尿意自体がストレスとなってさらに緊張を招いてしまうこともあります。やがて、「トイレに行けなかったらどうしよう」と先の状況を想像しただけでも不安になり、症状が悪化してしまうようになります。

外出先ではトイレを確認しないと気が済まない、知らない場所に行くのが怖い、つい外出を控えてしまうというように日常生活が否定的に変化してしまうケースも多いです。しかし、心因性頻尿では実際に尿が溜まっていなくても尿意が起こることがありますので、トイレに行っても尿が出ない場合もあります。

ここには、いわゆる「森田神経質」と呼ばれるタイプの、「とらわれの機制」という特有の心理メカニズムがあります。つまり、トイレに行けないけれど行きたいという状態がたまたま1回起こったとします。それがストレスになり、より頻尿が悪化します。すると、トイレに行けないけれど行きたいという状態が起こりやすくなります。それにより、さらにストレスで症状が悪化します。

このように、もともと神経質な傾向にある人がある状況に不安を覚えるとき、その不安な状況にいっそう集中してしまい、ますます不安をつのらせて症状を悪化させてしまうのが「精神相互作用(心身相互作用)」と呼ばれる「とらわれの機制」の一つで、トイレに行けない状況を必要以上に避けがちになってしまいます。

こうして患者さん自身が恐怖や不安を無理矢理排除しようとする傾向から、社会恐怖や対人恐怖として診断される場合もあります。頻尿の症状を持つ自分自身を情けないと感じてしまったり、健康ではないと劣等感を感じたりしやすいのです。さらには、こうした否定的な感情から抑うつ状態に陥ったり、ストレスで心身が疲労して余計に症状を悪化させてしまったりすることもあります。

心因性頻尿は、その特徴から睡眠中にはほとんど症状が出ません。眠っている間は意識がないため、排尿を心配することがまずないからです。また、心因性頻尿の場合は尿量が大きく増えることもまずないため、朝起きたときの尿量は正常であり、夜間の失禁などもないのが一般的です。

心因性頻尿になりやすいのはどんな人?

心因性頻尿は、仕事のストレスやいじめなどの精神的な苦痛、不安障害、うつ病などを背景として起こりやすいとされています。そのため、10代後半〜20代の若年層に比較的多く見られます。他にも、小学校に入りたての児童や、40歳を過ぎて更年期に差し掛かり、ホルモンバランスの変化で精神的に不安定になりやすい女性にも多く見られやすい傾向があります。

年代以外では、以下のような特徴を持つ人は心因性頻尿を引き起こしやすいとされています。

緊張することが多い
身体が緊張を感じてしまうと、神経が平常時より過敏に反応するため尿意を感じやすい
面接やプレゼンなどで緊張する場合、その状況が過ぎて緊張が解ければ頻尿もおさまるケースが多い
自律神経が乱れている
交感神経と副交感神経のバランスがうまく保てなくなり、尿意を適切に感じられない
過剰に尿意を感じて脳に信号が伝わってしまい、頻尿になる
過去に心理的トラウマがある
以前、尿意を感じてもなかなかトイレに行けない状況に陥ったことがある、など
排泄に関する苦い経験から、「またあの時と同じような状況になったらどうしよう」と不安を感じてしまう
不安から身体が条件反射的に尿意を感じ、頻尿になってしまう
急に尿意が来る尿意切迫感、切迫性尿失禁などの症状の経験がある人も、尿意や漏らしてしまうことへの不安から心因性頻尿を発することがある
幼い子ども
排尿反射が未熟なため、少しの緊張で頻尿になってしまうケースがある
昼間、たまたま漏らしてしまったことを親や教師に強く叱責されるなど
住まいなど環境の変化、お遊戯会、発表会などをきっかけに頻尿になることも

心因性頻尿では、尿意や排泄に関する過剰な不安から膀胱が収縮しやすくなり、頻尿を引き起こします。そのため、緊張や過去の苦い経験から心因性頻尿を引き起こすケースが多いと考えられています。

心因性頻尿はどうすれば克服できる?

心因性頻尿は疾患ではありませんので、適切な対応をとれば克服できます。しかし、放置して重症化してしまうと日常生活に大きな支障が生じる場合もありますので、早めの対処が重要です。病院で行う治療法は精神的なアプローチによるカウンセリング療法、行動療法などが中心ですが、膀胱の過敏性を抑える薬物療法を併用することもあります。

「尿意を感じても、すぐにトイレに行かない」「トイレに対して抱いてしまった不安や怖れを徐々に取り除く」などの方法で、心因性頻尿を改善することは十分に可能です。また、病院での治療と並行し、自分で以下のように生活習慣や環境の見直しを行うことも重要です。

飲み物の種類・量を調節
利尿作用のあるカフェインを含む、コーヒー・緑茶などを過剰摂取しないよう控える
カフェインが入っていなくても、水分を摂取しすぎれば尿量が増えるため注意
トイレに行きやすい環境を作る
なかなかトイレに行けない状況が続くと、よりトイレのことを意識してしまう
トイレに関する不安を和らげるためにも、できればトイレに行きやすい環境を作る
外出するときは、トイレを利用できるポイントを事前に確認し、安心感を得る
お腹を圧迫しない
女性の場合、ストッキング・レギンズ・タイトスカートなどがお腹を圧迫してしまうことも
お腹への刺激が頻尿につながることもあるので、なるべく腹部を圧迫しない、ゆとりのある衣服を着用する
身体を温める
身体が冷えると膀胱を刺激し、過剰に反応して膀胱内に溜まった尿量が少なくても尿意が生じる
身体を温める食材を意識的に摂取し、膀胱を刺激しすぎないようにする

心因性頻尿の可能性が疑われる場合は、症状が進行しないよう専門医による診察を受けましょう。とはいえ、心因性頻尿を自己診断することは難しいうえ、他の疾患が隠れている可能性がないとも限りません。例えば、男性の場合は前立腺肥大症が原因となって頻尿を引き起こしているケースや、膀胱炎や糖尿病から頻尿が起こっている場合もあります。

ですから、まずは泌尿器科や婦人科などで診察を受け、頻尿を引き起こす疾患や他の原因がないかどうか調べましょう。自律神経が乱れている場合は、過活動膀胱の可能性もあります。膀胱や尿道、脳、脊椎などに何の異常もない場合は、心因性頻尿かもしれないと判断されます。そこから精神科など専門医を紹介してもらいましょう。

おわりに:ストレスが原因の「心因性頻尿」は、早めの対処が重要

頻尿になる原因はさまざまですが、仕事や学校、家庭などのストレスが原因となって「心因性頻尿」が起こる場合もあります。トイレに行けない場面で強い尿意が起こるのが特徴で、睡眠中にはほとんど症状が出ません。

心因性頻尿は早期に適切な治療を受ければ克服できる症状ですが、放置していると日常生活に深刻な支障をきたす可能性もあります。尿の回数が多くて困っているようなら、泌尿器科などに相談してみましょう。

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