壁紙DIYで「癒し空間」を作ろう!どんな色・柄を選べばいいの?

癒し

ストレス社会とも呼ばれる現代社会で生きる我々は、日々受けるストレスを適度に解消しなくてはなりません。ストレスを解消する方法は人によってさまざまですが、特にリラックスや休息の場所である自宅では誰もが癒されたいものです。

そこで、今回は壁紙をDIYして癒し空間を作る方法をご紹介します。癒しや疲労回復に役立つ壁紙の色を選び、自宅でゆっくりくつろぎながら癒されましょう。

自宅での癒し時間には壁紙が重要?

壁紙の色は白が無難で良い、と思っている人は多いです。もちろんそれも間違いではなく、白や黒などモノトーンの壁紙は飽きにくいと言われることもあります。しかし、癒しという観点から考えると、白はあまり良い色ではありません

それは、そもそも色や光が人間や動物の目に知覚できるのは光を跳ね返しているから、という原理によります。例えば、真っ暗な場所では色も見えません。これは、跳ね返すべき光が存在しないからです。そして、光はおおざっぱに言えば色の集合体であり、その中から青を跳ね返す材質のものは他の光を吸収してしまうので、目に青く映るというわけです。

もっと言えば、光の正体は電磁波の波長であり、人間が視覚で認識できる波長は約380nm〜780nmとされています。波長が短いと青や紫に、波長が長いと赤に見えます。つまり、紫外線とは人間が紫として見える範囲よりも短い光であり、赤外線とは人間が赤として見える範囲よりも長い光なのです。

このとき、すべての光を吸収してしまうと色として認識されず、黒く見えます。一方、すべての光を跳ね返してしまうと色は混ざり合って白く見えます。つまり、白い色を見ているとき、我々の目は他の色を見るよりも多くの光を受け取るので、長く見続けていると目や脳が疲れやすいのです。

目が疲れるのには「パソコンなど、同じものを見続けていると、目のレンズを動かす筋肉が固まって疲れる」という理由のほか、「光量を調節する瞳孔を長時間動かしていると、瞳孔を動かす筋肉が疲れる」という理由があります。白を見るときに目が疲れてしまうのは、光の量を調節する瞳孔を酷使するからです。

人間が最も知覚しやすい波長は555nm前後だとされており、これは色で言うと緑色を指します。そして、光が反射する割合(反射率)が最も目に負担をかけない状態は約18%とされています。このことから、「目に優しい色」は緑で、その明るさは少し暗め、と考えられます。目が疲れたときは遠くの緑を見ると良い、というのにはこのような理由があるのです。

また、色は視覚を通じて直接的に脳に働きかけることもあります。赤を見ると血圧が上がる、青を見れば血圧が下がる、といったことも既に実験で証明されています。つまり、家の中で最も目にする色である壁紙を変えれば、その効果も得られやすいでしょう。次章では、疲れを癒すための色の選び方をご紹介します。

癒しと疲労回復に役立つ壁紙の色の選び方とは?

では、色の効果で癒しや疲労回復するにはどうしたら良いのでしょうか。精神的な疲れ・身体的な疲れ・環境の不安定・心身の不安定の4つの状態から見ていきましょう。

身体的な疲れ
鎮静効果のあるブルー、リラックス効果のあるグリーン
気持ちを明るくするイエロー、オレンジなどを組み合わせる
ペールトーン、ライトトーンなど、クリアでも強すぎない明るさで
精神的な疲れ
リラックス効果のあるグリーン、喪失感を補うイエロー・オレンジ
強迫観念にとらわれてしまうときは、鎮静効果がある茶色・オリーブグリーンなど
落ち着いた色合いに、ベージュやサーモンピンクなど受容を表す色を使うのもおすすめ
焦燥感にかられて不安定になるときは、茶色や紺色で安心感を
神経をなだめる効果があるターコイズなどを入れるのもOK
環境の不安定
不安定な経済への不安、人間関係からくる疲れなどには、リラックスさせて心のバランスをとるグリーン
他人から受けた心の傷を癒すオレンジ、コミュニケーションを助けるイエロー寄りのクリーム、他人への優しい気持ちを呼び起こす淡いピンクなどもおすすめ
いったん心を平静にするなら、黄色味の強いブルーやターコイズ
いずれも強い色調や暗い色調を避け、穏やかでソフトなトーン、ライトグレイッシュにライトトーンで黄色味のある色が良い
心身の不安定
リラックスさせて心のバランスをとるグリーン、ターコイズブルー
気持ちを明るくするオレンジ、肌色を感じさせて不安を少なくするオークルなども効果的

いずれの場合も、前章でご紹介した目に優しいグリーンは同時に心身をリラックスさせたり、精神的なバランスを整えたりしてくれますのでおすすめです。また、気持ちを明るくしたり喪失感を補ったりしてくれるイエローやオレンジなどの色味も効果的です。壁紙にはこうしたオールマイティな色を使い、他の色は差し色としてクッションなどの小物に使うのも良いでしょう。

賃貸でも壁紙をDIYで貼り替えできるの?

結論から言えば、賃貸でも壁紙をDIYで貼り替えることはできます。賃貸で問題になるのは、退去の際に原状回復義務があることですから、壁紙を貼っても後からキレイに剥がしてもともとあった壁紙に戻せれば良いのです。そのための方法と、壁紙DIYのための注意点について確認しましょう。

賃貸で壁紙DIYしよう!キレイに剥がすための貼り方3選

賃貸で壁紙DIYするためには、前述のように後からキレイに剥がさなくてはなりません。そのためには、「剥がせる糊を使う」「剥がせる糊がついたシールタイプの壁紙を使う」「マスキングテープと両面テープで貼る」の3つの方法があります。それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。

剥がせる糊を使う

仕上がりにこだわってキレイに貼りたい、という人は水に溶けやすく剥がしやすい「フレスコ糊」を使いましょう。たっぷり塗ると乾くまでの間は滑らせて壁紙を動かせるので、数mmのズレなどは簡単に微調整でき、DIY初心者でも簡単にキレイに貼りやすい糊です。乾いてしっかり接着した後でも剥がしやすいという特徴があります。

既存の壁紙の上に糊を塗ると剥がれにくくなるのではないかと思う人も多いですが、一般的なビニール壁紙の上にフレスコ糊で貼る場合、剥がすときに多少裏紙が残ったとしても、フレスコ糊は水に溶けるため、霧吹きやローラーで水をたっぷり含ませればキレイに剥がせます。

このように便利なフレスコ糊ですが、相性の悪い壁紙もありますので注意しましょう。特に、国産壁紙に多い「裏面がパルプ(紙)」のものは水を吸うと伸び、乾くと縮むという性質がありますので、フレスコ糊のような水で溶いて使うタイプの糊では壁紙が収縮し、剥がれてきてしまうことがあります。国産壁紙は種類も豊富でリーズナブルなのですが、この点に注意が必要です。

フレスコ糊は、輸入壁紙に多い「裏面がフリース(不織布)」の壁紙に使いましょう。また、国産壁紙は幅90cm〜100cmくらいで両端に「ミミ」と呼ばれる切りしろがありますが、輸入壁紙は幅50cmくらいでミミもありません。その分、隣り合う壁紙のつなぎ目を重ねて貼らなくて良い、幅が狭いので初心者でも扱いやすい、床に広げて塗らなくても壁に直接糊を塗って貼れるなどのメリットがあります。

シールタイプの壁紙を使う

あらかじめ貼って剥がせる糊が塗られたシールタイプの壁紙は、カッターが1本あれば手軽に貼れて初心者にもおすすめです。裏面が弱粘着のシール状になっているので、裏紙を剥がすと簡単に重ねて貼ることができ、剥がすときにももともとの壁紙を傷めずにキレイに剥がせます。ただし、貼ってからずらして微調整ができないこと、何度も貼り直すと剥がれやすくなることに注意が必要です。

マスキングテープと両面テープで貼る

糊に抵抗感がある人の中には、剥がしやすいマスキングテープを壁に貼り、その上から両面テープで壁紙を貼るという人もいます。マスキングテープの方が糊よりも剥がしやすいというイメージを持つ人が多いためですが、マスキングテープの粘着剤は種類によってさまざまです。長期間貼っていても糊残りしにくいものを選べば良いのですが、間違えてしまうと剥がれにくくなったり、色移りしたりしてしまうので注意しましょう。

また、マスキングテープでの接着は部分的なため、広範囲に貼る場合はシワやたわみが気になってしまうこともあります。しかも、マスキングテープ自身の粘着力の弱さから、部分的な接着面に負荷がかかると剥がれやすいというリスクも同時に考慮しなくてはなりません。これらのことから、どうしてもマスキングテープと両面テープを使いたい場合は部分的に壁紙を変更するという場合だけに限るのがよさそうです。

両面テープの中には、貼って剥がせる原状回復可能なものもあります。一般的な両面テープよりはやや割高になりますが、マスキングテープと一般の両面テープを併用するよりも剥がれにくく、原状回復もしやすいでしょう。

賃貸で壁紙DIYするための注意点とは?

賃貸で壁紙DIYする前に必ずしておかなくてはならないのが、「自分の家の壁紙の種類を確認する」「試し貼り」の2つです。原状回復に向いていない、キレイに剥がせない壁紙だった場合、たとえ貼って剥がせるタイプのシールや両面テープを貼ったとしても、失敗してしまう確率が高いからです。

一般的な住宅に使われる白い壁紙の90%以上はDIY可能なビニール壁紙ですが、もし紙の壁紙や砂壁などであれば、原状回復できる貼り方はまずありません。壁紙を貼るのは諦めましょう。特に、紙の壁紙の場合はマスキングテープでも貼ってすぐに剥がさないと剥がれにくくなりますので、元の壁紙を破いてしまうことになります。

また、ビニール壁紙であれば貼って剥がせるタイプの糊や壁紙でのDIYにほぼ心配はいらないものの、必ず目立たない小さなスペースに1〜2ヶ月くらい貼って剥がしてみる「試し貼り」を忘れないようにしましょう。特に、築年数が古い住まいなどでは既存の壁紙が劣化していて、貼るときはうまくいっても後から勝手に剥がれてきたり、剥がすときに既存の壁紙を傷めてしまったりする可能性があります。面倒かもしれませんが、これを最初に行っておけば後悔したり、失敗したりしなくて済むでしょう。

壁紙の剥がしにくさは、部屋の環境にも左右されます。例えば、直射日光がよく当たる部屋、浴室、部屋干しする部屋、全く日の当たらない部屋などに貼ると粘着質が変質・劣化して剥がれにくくなるようです。こうした環境の違いは、やはり実際に試し貼りをしてみないと気づけないことも多いです。賃貸でDIYするときには、事前の準備とチェックを怠らないようにしましょう。

おわりに:目に優しいグリーンは心身にも優しい。賃貸の場合は原状回復を考えて

光は電磁波であり、その波長のどれを跳ね返すかによって目に見える色が決まってきます。ここから考えると、人間が知覚しやすく目に負担がかかりにくいのはやや暗めの緑です。緑は心身のリラックスにも役立ちます。

また、壁紙DIYを行う場合、賃貸には原状回復義務があることを念頭に置きましょう。貼って剥がせるフラスコ糊やシール、両面テープなどを使うのがおすすめです。必ず試し貼りをしてから行いましょう。

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