何もしたくないと感じる状態は危険?抜け出す方法はある?

ストレス

ひどく疲れたとき、「何もしたくない」と感じることは誰にでもあるでしょう。しかし、疲れているわけでもないのに「何もしたくない」という気持ちになることもあります。このような状態はなぜ起こるのでしょうか。

今回は、「何もしたくない」という無気力状態になってしまう原因や放置してしまう危険性、脱出するためにできること、やってはいけないことについてご紹介します。

この記事を読んでわかること
  • 無気力になる、何もしたなくなる原因とメカニズム
  • 無気力状態を放置することの危険性
  • 無気力状態から脱出するための対策
  • 無気力状態のときの禁忌事項

何もしたくない…と無気力になってしまう原因とは?

何もしたくない、と無気力になってしまう原因は、序文に書いたようにひどく疲れているとき以外にもさまざまなものが考えられます。主な3つの要因である「肉体的な疲れ」「現実逃避」「ストレス」のほか、4つの要因を合わせて7つの原因を見ていきましょう。

無気力の原因①:肉体的な疲れ

何もしたくない最も大きな原因と考えられるのは、肉体的な疲れです。身体が休息を欲していて、「もうこれ以上は動けない!」とサインを出している状態です。例えば、残業が続いて十分な睡眠が確保できない日が続いた後、あるいは大きな仕事でずっと気が張り詰めていた後などに精根尽き果てて「何もしたくない」と思ってしまいます。

学生なら、受験や部活の試合、文化祭などの大きなイベントなどの後にこうした状態になってしまった経験があるのではないでしょうか。性格的に一つのことに集中して取り組むタイプの人は、特に終わった後、どっと疲れが出てしまう傾向にあります。そのまま休まず仕事や勉強をしていると病気につながる恐れもあるため、身体が強制的に休もうとしているのです。

通勤時間が長い、毎日営業などで駆け回っている、肉体労働が多くて疲れている、などが続いた後、文化祭やコンクールなどの大きなイベントが終わった後に「何もしたくない」と思ってしまう場合は、肉体的な疲労が溜まっている可能性が高いと考えられます。ゆっくり寝て疲労を回復しましょう。

無気力の原因②:現実逃避

次の「ストレス」ともやや関連してきますが、「何もしたくない」という気持ちが現実逃避から来ていることもあります。つまり、やらなければならないことが多すぎて、現実から逃げたいと考えてしまうのです。意識的に思っていなくても、現実から目を逸らすことで自分を守ろうとしている状態です。

例えば、仕事が山積みになっているのに次から次へとあれもこれもと頼まれ、結果的に集中できずミスばかりを繰り返していると、自分のキャパシティを超えて肉体的にも精神的にも参ってしまいます。これ以上同じ状況を続けていると負担が大きくなりすぎるため、何もしないことで自分を守ろうとするのです。

現実逃避と書くと一見無責任なようにも見えますが、むしろ、こうした状況に陥ってしまうのは責任感が強く他人になかなか頼れないタイプの人です。人間の力量には限界がありますので、普通は限界を超えないよう適度に断るのですが、責任感の強い人はなかなか頼まれた仕事を断れず、全部自分で片付けようとしてしまいます。その結果、自分の力量以上の仕事を抱え込んで混乱し、現実逃避に陥ってしまうのです。

無気力の原因③:ストレス

知らないうちに日頃のストレスが溜まって心が疲れきってしまい、何もしたくないと思ってしまうこともあります。仲の良い同僚からランチに誘われても行く気になれない、週末に遊びの予定を入れようと思えない、など、行動範囲がだんだん狭くなっていくのも、やはりストレスが溜まっている証拠と考えられます。

毎日の生活の中で少しずつ溜まっていくストレスには、なかなか自分で気づけないものです。適度にストレスを解消できていれば良いのですが、たまたま忙しい日が続いたり、肉体的な疲労はあまりなかったりすると、気づかないうちに心の疲れが溜まって限界に達し「何もしたくない」という気持ちになってしまうことがあります。

特に、過去にうつ病につながるような大きなストレスを経験したことがない人の場合、どのくらいのストレスなら自分は耐えられるのかわかっていないため、多少ストレスを感じても「まだ大丈夫だろう」と頑張ってしまいがちです。しかし、自分では「大丈夫」だと思っていても、「何もしたくない」という気持ちは、心が「休んでくれ」とSOSを出している状態と考えられます。

仕事に行くために早起きするのがつらい、上司の顔色を伺うのがひどく疲れる、パートナーとの仲がうまくいかなくなってきた、といったことを感じるようになってきたら、心が疲れているのかもしれません。

無気力の原因④:仕事や勉強、生活などがうまくいかない

仕事がうまくいっていない、人間関係がうまくいかない、借金に頭を悩ませている、など、生活や仕事がうまくいっていないと、人間はストレスを抱え込んでしまいます。ですから、前述の「ストレス」とも関係してくることですが、思い描いている理想と現実のギャップから「こんなはずではなかった」「どうしたらいいのかわからない」と八方塞がりの状態で「何もしたくない」と思ってしまう場合があるのです。

自分の気持ちや考えに反することは誰でもやりたくないものですが、受験勉強や仕事などは必ずしもやりたいことだけができるわけではありません。少しの間なら我慢できても、毎日やりたくないことを続けていると、どうしても心の負担になってしまいます。「頑張ろう」「もっと上手にできるようになろう」などとは思えず、無気力になっていってしまうのです。

これが続くと、次第にやりたくないことだけでなく、やりたいことについても無気力になってしまいます。特に、神経質な人は「仕事は仕事」「プライベートはプライベート」と割り切ることができず、休みの日も仕事のことで悩み続け、外にも出ずに一日を終えてしまうということも少なくありません。

また、とてつもなくショックなことが起きた、という場合になかなか気持ちを切り替えられず、「何もしたくない」と思ってしまう人も多いようです。

無気力の原因⑤:日々が単調すぎる

毎日仕事や学校に行き、帰ってご飯を食べてお風呂に入って寝る、という全く同じ生活スタイルを繰り返していると、ふと「何をしているんだろう」と感じてしまうことがあります。新しい刺激がない毎日に飽きてしまい、疲れを感じて「何もしたくない」とモチベーションが保てなくなってしまうのです。

特に、専業主婦(主夫)の場合は洗濯・炊事・掃除と決まったルーティンワークをこなさなくてはならない人が多く、家族からも「やって当たり前」だと思われてしまい感謝もなかなかされない日常が続いた結果、ある日突然無気力状態に陥ってしまうことがあります。さらに無趣味など自宅にいる時間が長いのに何もしない状態が続くと、気持ちが動くこともありません。

趣味があれば、「家事が終わったら趣味をしよう」「休みの日には行きたかった場所に行こう」といったように楽しみや目標が生まれ、それがモチベーションにつながっていきます。しかし、趣味がないとなかなか自分の気持ちを自分で盛り上げたり、心の疲れをリフレッシュしたりするのが難しく、「何もしたくない」という状態に陥りやすいのです。

また、妊娠している女性の場合、お腹に赤ちゃんがいるため基本的には安静に過ごさなくてはならない日が続くことから、家にこもりっぱなしになりがちです。身体も自由に動かず、無理をすることもできないという中で、気がついたら何もしたくないという状態になっていた、という人は珍しくありません。

無気力の原因⑥:生活習慣の乱れ

一人暮らしの人に多い無気力の原因として、偏った食生活や昼夜逆転など、生活習慣の乱れが挙げられます。食生活はエネルギーさえ取れれば良いと思っている人も多いのですが、成長期かどうかに関わらず、栄養バランスも非常に重要なものです。栄養のバランスが悪いと、眠気がとれなかったり一日中だるかったり、すぐにイライラしたりしてしまいます。

同様に、昼夜逆転の生活が続いていると、質の良い睡眠がとれません。睡眠の質が下がったままだと、身体も脳も疲れが取れません。すると、寝ても寝ても眠い、起きても一日中身体がだるいまま、となってしまうのです。最終的に「何もしたくない」という状態に陥ってしまいます。

無気力の原因⑦:その他、特殊な事情など

最後に、やや特殊な事情で「何もしたくない」という状態に陥る場合をご紹介します。まず、「バーンアウト症候群(燃え尽き症候群)」という状態が挙げられます。何か一定の目標に向かって努力をし続けていた人が、目標を達成した結果、まさに燃料が燃え尽きるように突然「何もしたくない」という無気力状態になってしまうものです。

また、高熱などの病気で数日〜数週間寝込んでいた後、熱が下がったり体調が回復してきたりしたものの、身体のだるさだけが残って何もしたくないという状態に陥ってしまうこともあります。場合によっては、仕事や学校を休んでいる状態から復帰したくないという気持ちが「何もしたくない」と思わせている可能性もあります。

最も重篤な状態として、精神疾患が関係している場合があります。起きようとは思っていてもベッドから起きられない、買い出しに行かなくてはならないのに外に出られない、といったあまりにも強い無気力状態の場合は、うつ病を発症しているかもしれません。無気力以外に以下のような症状があれば、うつ病の可能性が高いと考えられます。

  • 気分の落ち込みが慢性的に続く
  • 不安や焦りを異様に感じる
  • 何に対しても興味が持てない、楽しいと思えない
  • 意欲、やる気が低下する
  • 些細なことでも自分を責めすぎてしまう
  • 疲労感や倦怠感が続き、十分に寝ても良くならない

特に、こうした症状が2週間以上続く場合はうつ病の可能性が高いでしょう。できるだけ早く、専門の病院で診察を受けるのがおすすめです。

何もしたくない状態を放置すると、どんな危険がある?

前述のように、何もしたくないという状態に陥る原因はたくさんあります。しかし、例えば肉体的な疲労から何もしたくない場合なら、ぐっすり眠ってしっかり休養すればたいていはスッキリと気分も晴れ、また新たなやる気や意欲が湧いてくることでしょう。このように、原因がはっきりしていて、自力で適切な対応が可能な無気力なら、まず大きな問題にはなりません

しかし、何もしたくないという気持ちに加えて以下のような特徴がある場合、特に注意が必要です。

激しい自己否定に陥ったり、自分を責めたりしてしまう
自分のことをなかなか認められず、どうしても否定してしまう
なぜこうなってしまったのか、あのときこうしていれば、と極端に自己否定や自責の念に苛まれてしまう
反省することは大切だが、頑張った自分まで否定したり、自分を責めすぎたりするのはNG
まずは自分のことを褒め、次はこうしようと新しく一歩を踏み出すことが重要
周囲に対して攻撃的になる
何もしたくないときに周囲の人に攻撃的になってしまう場合、注意が必要
通常は自分の中で消化できていた感情がコントロールできなくなっている、と考えられる
思うように行かないなど、ストレスがかなり蓄積されている証拠
眠れない
やる気が湧かず、疲れているのかと寝ようとしても眠れない、という状態は危険
夜寝つきが悪い、寝ても数時間で起きてしまう、眠りが浅いなどはうつ病による睡眠障害かも
早めに専門の医師による診察が必要
吐き気・頭痛などの体調不良
風邪や食あたりでもないのに吐き気がする、頭痛がするという場合も危険信号
極度のストレス状態にあり、身体がピンチであるというサインを送っている可能性が高い
気づかないうちにストレスを溜め込んでしまっているかもしれず、早めの診察を
死にたい・消えたいという感情が湧く
消えてしまいたい、いっそ死んでしまえたら楽なのに、という状態は非常に危険
耐えきれないほど辛く苦しいことで、心が疲れきってしまっている
特に思い当たる出来事がなくても、漠然と消えたいという思いが消えないときも要注意
無理に一人でなんとかしようとせず、早急に専門の医師に相談することが重要

いずれの症状も、うつ病の症状と関連があると考えられます。「ちょっと鬱っぽい」という気分の問題ではなく、ストレスなどによって心身にさまざまな症状が現れるれっきとした精神疾患のことです。よく出現する症状としては無気力に加えて不眠などの睡眠障害、食欲不振が挙げられますが、他にも動悸や肩こり、腰痛、性欲減退などの症状が現れることもあります。

とはいえ、睡眠障害や動悸、肩こり、頭痛などはうつ病以外でも発症することが多い症状であり、いくつか当てはまるからといって自己判断でうつ病と決めつけないことも大切です。うつ病かもしれない症状があるな、と気づいたら、まずは早めに専門の医師の診断を受け、判断を仰ぎましょう。

また、「バーンアウト症候群(燃え尽き症候群)」も、医学的にはうつ病の一種と考えられています。バーンアウト症候群の場合、無気力の他にお酒の量が増えたり、人との関わりを避けたり、会社や学校に行きたくない、朝起きられないという状態になってしまうことが多いです。しかも、こうした変化が急激に現れ、明らかに今までとは全く違う状態にある場合は注意が必要です。

「ちょっと燃え尽きちゃったんだよね〜」と冗談で言えるくらいの人なら、たいていは休息を取った後でまた頑張れるのですが、なかなか回復できない、あるいは本人はもう十分に休息したから頑張りたいと思っているのに頑張れない状態が続く、という場合はうつ病に進行しかけている可能性もありますので、早めに病院で診察を受けましょう。

何もしたくない状態から脱出するためにできることは?

何もしたくない状態に陥ったとき、何もしたくないからといって本当に全く何もしないわけにはいきません。少しずつ脱出する方法を考えてみましょう。具体的には、以下の9つの方法がおすすめです。

身体をしっかり休める
肉体疲労が原因と考えられるときはもちろん、心の疲れでもまず身体を休めることが重要
疲労回復効果があるビタミンB群を意識的に摂取するのがおすすめ(豚肉、卵、レバーなど)
栄養をしっかり摂ったら、ゆっくりとぬるめのお湯につかり、副交感神経を優位にして質の良い睡眠をとる
心が疲れた原因を書き出してみる
ゆっくり眠っても無気力状態が治らない場合、心の疲れかもしれない
ノートとペンを用意し、「こんなことがあり、自分はこう思った」と、出来事と気持ちを書き出す
可視化して原因がわかるだけで心がスッキリすることも。自分の気持ちを大切にすることが心の癒しにつながる
本当にやらなければならないことはリスト化する
やらなければならないことが多すぎて疲れている場合、予定管理の方法を見直してみよう
一度リスト化すると、重要でないことをふるいにかけられるので、問題点がわかる
自分の負担を減らせるので、寝ていたい、何もしたくないと疲れ果ててしまうのを防げる
友人や家族に相談する
ストレスや悩みが原因となって無気力を感じている場合、周囲に頼るのも一つの方法
自分の状態を客観的に見て、頑張りすぎている、甘えてもいいんだよ、などとアドバイスしてもらうとよい
特に、専業主婦(主夫)の場合は自分の気持ちを溜め込んでしまいがちなので、同じ立場の人と話すとスッキリするかも
仕事や恋愛がストレスの原因になっているなら、全く関係ない立場の人に聞いてもらう
とにかく、笑顔になってみる
楽しいと笑顔になるが、逆に笑顔になることで楽しい気分になることもわかっている
映画でも漫画でもお笑い番組でも、面白いものを見たり読んだりして笑顔になろう
規則正しい生活習慣を送る
昼夜逆転や夜更かしが続いたり、食事が不規則だったりすると、身体に大きな負担がかかる
体調が万全でないと、気持ちも沈んでしまいがちに
できるだけ規則正しい生活を心がけ、朝はカーテンを開けて体内時計を整える
食生活や運動にも少し気をつけるだけで、かなり生活にメリハリが生まれる
何も考えずにできることをしよう
無気力状態のときに、考えながら行う仕事や作業は難しい
急いで終わらせなくてはならないことをするのも、心の疲れを倍増してしまう
映画鑑賞やゲーム、簡単な読書など無理せず楽しめることをして過ごすのがおすすめ
好きな音楽をひたすら聴く、部屋中を掃除する、工程の多い料理を作るなど、没頭できることなら何でも良い
手先を無心に動かし、頭の中を空っぽにすることで気分もスッキリするはず
1日1つだけ、目標を立てて行動する
無気力なときは自己肯定感が低下していることが多いため、達成感を得る
「今日もできることが増えた」と思えれば、自信やモチベーションアップに
「今日は本を読んでから寝よう」「明日の朝はパンケーキを焼こう」など、すぐにできる目標を1つだけ立てるのがポイント
1つ達成したらしっかり自分を褒め、頑張って良かったと感じることが重要
明確な目標を立てて行動する
ある程度自己肯定感がアップしてきたら、明確な目標を立ててみる
「○月までに英会話の初級を終わらせる」「○月までに仕事の○○をできるようにする」など
頑張る意味やゴールが見えやすくなり、結果につながりやすくなる

ただし、上記のような方法はあくまでも辛い症状にまで進行していないときの話です。毎日の生活に支障が出てしまうほど何もしたくなく、ベッドからも起きられない、あるいは外にも出られないような状態であれば、うつ病を始めとした精神疾患の可能性が高いと考えられます。その状態で頑張り続けていると、取り返しのつかない状態に進行してしまうかもしれません。

どうしても心身ともに辛い状態が続いているようなら、無理はせず一度、専門の医療機関で診察を受けましょう。

何もしたくない状態のときにやってはいけないことは?

最後に、何もしたくないときにやってはいけないことを4つご紹介します。何もしたくないという無気力状態が続くと、ついつい以下のような状態に陥りやすいのですが、少しずつ工夫して抜け出していきましょう。

仕事や家事を放棄して、周囲に迷惑をかけてしまう

何もしたくない、やる気が出ないという状態だからといって、仕事の〆切を守れなかったり、洗濯物が積み上がったままになったりと、他人に大きな迷惑がかかることを急に放棄してはいけません。主婦(主夫)の場合は家族に、ビジネスパーソンの場合は上司に相談し、周囲にできるだけ迷惑がかからないような対処法を探しましょう。

何もしたくない無気力感に苛まれているときだからこそ、早め早めの判断で周囲を頼りましょう。自分で処理しきれなさそうなことは勇気を持って「できない」と決断し、断ることは断り、無理なことは無理としっかり伝え、代替手段を提案したり、どうすれば良いか相談したりしましょう。

ずっと引きこもって何もしない状態を続ける

無気力状態に陥ると、何をするのも億劫になってしまいます。しかし、何もしない状態が長期間続いていると、余計にどんどん気持ちが落ち込んでいってしまいます。さらに、ずっと引きこもっているといろいろと考え込んでしまい、自己否定を繰り返してしまうこともあります。何もしたくないときでも、できる範囲で趣味や読書、運動など、自分がやれることをしましょう。

なんとなくPCやスマホでネットサーフィンしたり、テレビをずっとつけて見続けてしまったりするのはよくありません。こうした傾向があることに気づいたら、できる限り控えて読書や趣味などに切り替えましょう。必要以上に目的なくネットサーフィンやテレビで時間を潰してしまうと、さらに無気力感が増してしまいます。インターネットやテレビは目的を持って、あるいは時間を決めてするようにしましょう。

身体に害のある生活習慣

何もしたくない状態だからといって、生活に必要なことまでしないのは身体にも害が生じてしまいます。食事や軽い運動など、身体に必要なことはできるだけ行いましょう。気分転換に、友人や家族と食事に出かけるのもおすすめです。家から出ていつもと違うことをしたり、気の置けない相手と話したりすると少しずつ気分が晴れるでしょう。

ただし、ストレスを解消しようとして必要以上に食べ過ぎてしまったり、だらだらと夜更かししてしまったりするのは避けてください。規則正しい生活と栄養バランスの整った食事を心がけ、水分や必要な栄養素が足りなくならないようにしましょう。何もしたくないと身体を動かすのも億劫になってしまうことがありますが、激しい運動でなくても散歩などで軽く身体を動かすだけでも構いません。

何もしたくない自分を責める

何もしたくないと思ってしまう、そのこと自体を責めたり、そんな思考に陥るなんて自分はダメな人間だ、などと自分を責めてしまったりするのは最もやってはいけないことです。無気力な状態に陥るのは、ある意味誰にでもあることであり、仕方がないと言えるでしょう。自分を許せず、気持ちが焦ってしまうと何もしていないはずなのにストレスや疲れを抱え込んでしまいます。

「何もしたくない」と思ってもいいのです。「そういうときもある」と気持ちを楽にしながら、淡々とやらなければならないことをこなしていけば良いのです。いつも元気いっぱいに仕事や学校を楽しめている人ばかりではありません。無気力なときは、つい世界で自分だけがダメなのではないかと思ってしまいますが、案外誰にでもそういうときはあるものです。

何もしたくないという状態に陥るからには、ストレスや肉体疲労、タスクの溜まりすぎなど何らかの出来事が関係しているわけで、決して自分が弱いわけでもなく、自分自身のせいというわけでもありません。自分を責めるのではなく、あくまでも「そういうときもある」とただ受け止めるようにしましょう。

おわりに:何もしたくないと感じる裏には、うつ病や燃え尽き症候群があるかも

何もしたくないと感じることは誰にでもあり、その要因としてはさまざまなものが考えられます。肉体疲労や生活習慣の乱れなら、身体を休ませたり生活習慣を改善したりすれば回復していけますが、中にはうつ病や燃え尽き症候群などの場合も考えられます。

精神疾患が疑われる状態を放置していると、重篤な症状に進行してしまうかもしれません。抜け出す工夫は必要ですが、どうしても辛いときは病院で診察を受けましょう。

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